移住者の声interview
2022年4月にご主人の転職がきっかけで、家族5人で京都から美作市に移住。
京都で助産師さんの介助のもと自宅出産した経験から、現在も京都の自宅は助産院として使ってもらっている。また、幸せな家族が増えますようにと願いを込めて、「美作市に助産院を!」と声を上げ、2023年10月に美作市に助産院が開院した。
移住後、うさぎ(オス)1羽飼い始め、しばらくして近所の方がメスを連れて来てくださったことで、お母さんうさぎが3度お産をし、19羽もの赤ちゃんが産まれた。
赤ちゃんうさぎの里親探しに全国どこでもうさぎを連れて旅に出かけ、今までに17羽のうさぎが、全国各地に貰われており、優しいうさぎの愛の輪を拡げる活動もしている。
移住の経緯を教えてください。
コロナで夫が失業し、京都で買ったばかりの家をコツコツDIYをして過ごしてました。
DIYを通して無垢の木に触れるうちに、木の仕事がしたいと思った夫が岡山県津山市に職を得て、家族で移住することを決めました。
美作市を移住先に選んだ決め手は。
フィーリングです。わたし達家族にとって、美作市はしっくりときました。
地域の方が、子供を大切にしてくださり、子供は地域の宝と言ってくださることも、ありがたいです。
子供達の通う学校も少人数で、1人1人の子供が先生や地域の方から大切にされています。
みまさか暮らしはいかがですか。
私たちが選んだのは、古き良き日本の暮らしが残る地域での古民家生活です。
古民家での暮らしは、価値観を根底から覆すほどの体験で、毎日驚いたり、笑ったりして、刺激に満ちています。お風呂のお湯を温めてくれるお日様に感謝したり、隙間風が寒い冬の日もストーブに火を灯すと身も心も温まりその熱源である木にも感謝したり、先人が築いてきたお家の細部に想いを馳せたり…古いお家を再生することに先人への敬意と巡り合えた幸せを日々感じて生活しています。
移住して良かった点と課題
世代を超えた近所の方との関わりをとても嬉しく思っています。そんな関わりの中で、子どもであっても、大人であっても、自分にできる何かがきっとあると感じ、お互いにエネルギーを交流させながら、全てのものを循環させながら生活する理想的な暮らしがここにあると感じています。
自然豊かなこの環境で、のびのびと幸せに暮らしていると自然と自分の才能に気づき、その可能性の扉をひらけていけるのではないかと思います。子育て環境にバッチリです。
子供達も喜んだ体験は、田んぼから千個以上の卵を持って帰り、千匹以上のおたまじゃくしを育て、千匹以上の蛙を川に返したことです。そんな毎日の体験は、移住したからこそ与えられた宝物です。
移住を考えている人へメッセージ
私たちは移住を希望していたわけではありませんが、幸運にも、人生の転機で美作市に移住することができました。自分の心の声に耳を澄ませてください。きっと、自分にとって最高の道を教えてくれるでしょう。そして、一歩踏み出してください。面白くて素晴らしい暮らしが待っています。